2015年 10月 08日 ( 2 )

秋晴れ

窓の外に興味シンシン。
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お天気の良い日が続いています。
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by niwatorineko | 2015-10-08 23:15 | サバとタラ | Comments(0)

遠野物語

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前回の続きです。

遠野駅周辺は意外と都会でした。
都会と言うと語弊があるけれど、山奥の田舎かと思っていたらそんなことはないのです。
遠野は山に囲まれた盆地であると同時に、かつては城下町でもあり、釜石(港)と花巻(山)の中間にあって交易の中心でした。
「遠野物語」を書いた柳田國男が初めて遠野を訪れた時、町の繁栄ぶりに驚いたと書いてあります。
今では静かな山間の町ですが、町のあちこちにかつての面影が残っていました。

遠野で会った猫さん。縁側でうとうと。
ロシアンブルー?
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遠野といえば、柳田國男の「遠野物語」。
岩手県遠野に伝わる民話を集めた本です。
新幹線の中で読みました。
短いので、すぐに読めます。

いきなり序文に「願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」と書いてあった。
え、意外と過激。
どういう意味なんでしょうね。

ところで、遠野には語り部がいて、生で語り部のお話を聞くことができます。
私もおばあちゃんが語る昔話を聞いてきました。
私が行ったのは「とおの物語の館」にある「遠野座」。

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ちょうど行った時に語りが始まるところで、席は満席でした。
20分ほどの民話を生で聞くことができ、面白かったです。
私はツボにはまりましたね。
おばあちゃんの話を聞いているような感じ。
実際、遠野物語は農家で夜になるとお年寄りが囲炉裏を囲んで子供達に語って聞かせた話をまとめたものらしいのです。
この時の語り部は優しい声のおばあさん。
ストーリーが始まる前に、飼っている2匹の猫のお話を聞かせたりして(里親探しをしている団体から譲り受けたのだとか)、私はすっかり引き込まれ、方言を含めあと1時間は聞いていたい気分でした。
きっと語り部によって個性があって、お話の印象も違ってくるんでしょうね。

「遠野物語」を読んでみると、河童や座敷わらしといった民話もあればと、何でもない世間話みたいな話もあったりします。
雑多で、オチのない話というか、教訓めいた話が全然ないので意外でした。
きれいにまとめた感じがしないのです。
その辺が、妖怪などが登場するファンタジーの世界かと思いきや、むしろリアルな話と言われる所以だそう。
かと思えば、突然同時代に遠野で起こった血なまぐさい殺人事件の話なんかがあったりして、ぎょっとします。

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三島由紀夫が「遠野物語」を評して、
「『遠野物語』には無数の死がそっけなく語られている。
民俗学はその発祥からして屍臭の漂う学問であった。
死と共同体を抜きにして、伝承を語る事はできない」
と書いているそう。

同じ民俗学でも、折口信夫と比べると柳田國男はお堅い印象を持っていたけど、子供の時に飢饉を体験し、農業に興味を持ち世の中を良くしたいという思いから農商務省の官僚になった志の高い人だったんですね。
元々は詩人であり、たしかに遠野物語も口述で人から話を聞いて文章にするには文学の素養がないとできないように思う。
文学、農政学、民俗学、さらにジャーナリストでもあり幅広く活躍した柳田國男の思想を知るにはすごく時間がかかりそうですが、『「小さきもの」の思想』(柳田國男/柄谷行人 編)という本に、こんな文章がありました。

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---------
柳田の思想は、一言でいえば、「小さきもの」の価値を見いだすことである。
それは様々な形をとった。
たとえば、彼は明治時代に神社合祀令に反対した。
氏神は小さく、そして身近なものでなければならない。
また、彼は祭りの巨大化・壮麗化にも否定的であった。
祭りは小さく、静かで、真剣なものである。
それが大がかりで派手なものになったとき、変質してしまう。
祭りが巨大化するのは、人々が当事者ではなく、見物人となるからである。
---------
柄谷行人の解説の一部です。
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by niwatorineko | 2015-10-08 23:13 | 旅行 | Comments(0)

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2010年冬頃、福島県楢葉町で生まれる。にゃんだーガード福島育ち。人が大好きなお転婆。タラの良きお姉さん役。


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